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第2話の12
投稿者:
愚かなる外道中将
投稿日:2004年10月18日(月)15時48分0秒
「アヤメ。こいつはワシが相手をするから、ちょいと待ってな」
「ほどほどに…ジェナのようにやりすぎないようにね」
答えたアヤメが数歩退く。その視線は、何かを探すようにホール中に向けられていた。
「なぁに、すぐにすむ…」
自分を小馬鹿にしたような会話にカチンときたブルーは、足を慣らして声を上げる。
「バカにしないでよ! 私一人だからって、レトルト食品みたいにホイホイ倒されはしないわ!!」
その一瞬、帯刀している腰へと視線が注がれている事に気づいたイサミが豪快に笑う。
「これか? 勘違いするな。人に向けて刀は抜かぬよ。ワシの得物はこれじゃ…」
とイサミは扇子をパッと広げる。“三見(剣術において敵の動きを見る目安で、「剣先」「拳」「顔」の事)”という字が達筆で書かれている。
「おっと、重ねて勘違いするなよ。ヒット曲が一曲しかない女装俳優が必殺仕事人に出たときのように刃が出るわけではないぞ(夢○居で有名な梅○○○男)」
時代劇に精通した人間でもないとマニアックすぎてわからない問いに、涼子の表情が険しく(というよりも困惑した色に)なる。
「よ、よけいにわかんない…」
「単なる扇子だと思って侮るなかれ。自らの“気”の力を注ぎ込むことで…」
そう語るイサミの持つ扇子の先端から、ユラユラと煙のようなものが立ち上る。
軽く一振りすると、その煙が二尺ばかりある棒状の発光体となっていた。
「万戯流の一つ。千扇流奥義の一つ、“鋭化扇剣”。その昔、三国時代の蜀にいた“鉄カン(鉄製の扇)”使いとして知られる勇将フセンが用いたと言われる秘技じゃ」
世界史の成績が悪くない涼子でも、マニアックすぎて反応できずに身構える。
「江戸より伝わる伝統の“包丁式”を祖母から学び、それを刀において磨きをかけ、古代の料理人“包丁(包丁の語源となった料理人)”の再来とも呼ばれたワシの小刀術…」とくとご覧あれ!!」
ライトセイバーのようになった扇を手に、イサミがブルーに不敵な笑みを向ける。
「…………」
「どうした、ワシの技を見ぬうちに、もう臆したのか?」
「せ、説明は終わったの…?」
「…………」
ブルーは途中から聞き流していた。
絶好調… 後が怖いハイテンション
投稿者:
愚かなる外道中将
投稿日:2004年10月18日(月)15時46分9秒
次はエレナとグリーンの戦いです。
>掛け合い
頭の中でアニメにはなっているので、台詞を中心に書き進んでいます。おかげで説明部分などで文字数が凶悪になっていくのです… 南無。
そのせいか、「あかほ○さとる」っぽい(エロ路線も)文章とも言われます。
>義務教育
学校ネタは頂きましょう。そのうちに話の中で設定しよう♪(雑食発揮)
そうなると、“ご主人様”はメイドどころか自分の学校の生徒にまで手を出すトンデモナイ男という事に…
そういえば
投稿者:
こは
投稿日:2004年10月18日(月)01時46分15秒
>中将さん
絶好調ですねー!
いつも思うんですが、中将さんの文章は「掛け合い」が上手いですねぇ。
セリフを読み進めるだけで、情景とコマ割が頭に浮かんでくるようなイメージがあります。
しかし、戦隊’Sの学校生活って結構謎だと思うんですが、
そこに敢えて切り込んでくる姿勢に拍手です。
年齢的にはみんな学生さんなハズだよなぁ…。
最低、紫くんと桃園さんは義務教育中だから学校に通ってるはずですが、
あとの連中はもう住み込みメイドなんだろうな、やっぱり。
いっそのこと、私立有栖川学園が屋敷の横にあることにしてしまおうか(マテ
>ガンダムオーケストラ
あの変なビデオと一緒に売ってたアレですね?
あれは聞いてると眠たくなるからヤバいですよ(苦笑
第2話の9
投稿者:
愚かなる外道中将
投稿日:2004年10月17日(日)11時55分19秒
「起立! 例っ!!」
さようならぁ♪ という声と共に、部活動に勤しむ生徒は各々の部室へとむかい、帰宅部連中は寄り道の計画を口にしあいながら教室を後にしていく。
残っているのは掃除当番である生徒が数人と、“真面目に教科書を持ってきた”ために帰宅に準備が必要な生徒である。
そんな真面目な生徒の中で、メイドパープルこと紫克巳(14歳。好きな事:機械いじり。キライな事:イロイロ弄られる事…)はいそいそと帰宅の準備をしていた。
部に所属していないわけではないが、今日は活動がなかったのだ。
「紫。その… 一寸よいか?」
そこへ声をかけたのは、銀髪をツインテールに結い、碧眼の瞳に片眼鏡という一風… というか、かなり浮いた女生徒。所属部が科学部なのだが、その女生徒は年中白衣を着ていた。
某大王に出てくる少女のように、飛び級ができるほどの学力を持ちながら、能力をいつわって学生生活を送る大天才セラヴィー・セラミック。ビザール帝国の誇る化学部において、今は亡きドクターVの後釜に座った天才少女である。
が、お互いの勢力で表立った場所へ出たことがないため、二人とも敵対する勢力にいる事など知りもしない。
そんな二人は同級生。
第2話の10
投稿者:
愚かなる外道中将
投稿日:2004年10月17日(日)11時54分15秒
「放課後だが… わらわと… その…」
両手の人差し指を擦り合わせ、頬をホンノリと染めながら、セラヴィーは瞳を閉じ、たどたどしく言葉を紡ぐ。
「御免、今日は大事な習い事はあるから! それじゃ、さようなら!」
「えっ、いや、待たぬか! こらっ!!」
手を伸ばせども、届くはずもなく紫の姿は廊下へと消えていった…
「ぁつ、あぁ、な、なんじゃ、あ奴。わらわが恥を忍んで声をかけたというのに…」
こめかみをひくつかせ、セラヴィーは歯ぎしりをしながら握った拳を震わせる。
「知らぬ、知らぬ! あたらしい実験機器が手に入ったから、機械好きの紫めにも使わせてやろうと誘った、わらわの想いを無にしおってからにぃぃ!!!!」
周りの生徒が怒れる姿にビクリとするのも気にせず、セラヴィーは成長の乏しい胸元から携帯電話を取り出して耳に当てる。
「プラスティア、早う迎えに来い! 何、わらわの声が苛ついておるじゃと? 今日は虫の居所が悪いのじゃ!!」
電話をしながらノッシノッシとガニマタで廊下を歩くセラヴィーだったが、10メートルも歩かぬうちに、怒りのオーラがフッと静まる。
「何? シル○ニアファミリーの『森の小児科、赤ちゃん大集合』じゃと!!」
さっきまでの憤りを忘れ、セラヴィーは動物の赤ちゃんを思い描いて悦に浸っていた。
「うふ、うふふ、ふふふふふふ…♪」
影の主役の登場(笑)
投稿者:
愚かなる外道中将
投稿日:2004年10月17日(日)11時50分40秒
やっと出ました。みんなの好物…もとい、大好きなパープル君。
ちょうい出ではなく、ちゃんと意味があります。
>エレナ
個人的には、メイド服だけど腕だけビック・オーという単純さ。
>通勤用曲一般向け(?)
普通の人が同乗するときは、数年前に限定発売されたガンダムBGMのオーケストラ版を流します。説明せずに流せば、疎い人間には単なるクラシックに聞こえる(妖笑)。
普段はマジンガーからプリキュアまで無節操…
最高記録かもしれないです
投稿者:
こは
投稿日:2004年10月17日(日)04時37分52秒
やっつけフラッシュにたくさんの感想ありがとうございます!
1つのネタにこれだけ反応いただいたのは初めてでちょっとうれしいです。
>中将さん
エレナさんはひそかにずーっと気になってるキャラクターなんですよ。
「大きな手」っていう設定が秀逸です。
なんとか絵にしたいといろいろ模索してるんですが、どうしても「ロボこみ」の呪縛から
逃げられないヘタレっぷり(苦笑
>通勤用曲
わたしはもっぱらMBSラジオですが、テープなら「アニメタル」1本ですw
運転席でヘッドバンキングしてるのを隣の車から笑われた覚えあり(汗
>みっさんさん
違和感ないですね(w
タイミングあわせに何度も何度も聞いてるうちに、それがデフォになってる恐怖。
いや、でもさすがにアニメで浜田さんはないと…(苦笑
ちなみに、ホワイトさんの希望CVは井上喜久子さんだったり。
>志麻ケイイチさん
お久しぶりです!
わーい、大爆笑ゲット!光栄ですw
1週間といっても、大半は音とのタイミング合わせの時間でして、
絵はホントにちょちょちょっのラクガキです。
飽き性なもんで、こういう一発ネタはどうしても自分が飽きる前に
完成させないと途中でなかったことになるんです(苦笑
刷り込まれちゃいましたか。げに恐ろしいのは「映像」の破壊力。
ゴレンジャイ
投稿者:
志麻ケイイチ
投稿日:2004年10月16日(土)16時33分52秒
わははは!
大爆笑してしまいました。
こはさん、すごい!
これをたった一週間で? ううむ。すごいガッツだ。
みっさんの書き込みの通り「そんな声だった様な気がしてきました」
です。
あわわわ。刷り込まれた。
http://park18.wakwak.com/~tokinashi-zohshi/nasuka/maidtop01.html
ごっつええ感じ
投稿者:
みっさん
投稿日:2004年10月14日(木)23時29分10秒
FLASH見ましたよー。
ホワイトさんの浜田ツッコミに違和感がない
と言うかそんな声だった様な気がしてきました。
メイドファイブのアニメ化の折には
声にダウンタウンを起用決定ですよね…ねっ?
第2話の7
投稿者:
愚かなる外道中将
投稿日:2004年10月14日(木)22時01分34秒
代わって、裏口にやってきたのはメタルメイド・エレナ。
大きな腕を前後に揺すり、ガッチガッチと勝手口へとやってくる。ちなみに、ここへくるまでに数カ所の飛び石を踏み割り、砂利のしかれていない土の道に平均5センチ以上の足跡を付け、次の日の庭掃除当番(千歳)絶叫させたのは別の話。
一段高い勝手口で立ち止まり、まわりを見渡す。わりと広い裏庭には洗濯のための物干し台と草花や野菜が植えられた花壇が見られる他に雑多な物は何もなく、簡素だが清潔的な印象を与える。
「綺麗ね…」
同じメイドという立場から、手入れの行き届いた裏手の様相は好意的に見えた。
ひとしきり眺め終えたエレナは、改めて綺麗に清掃されて染み一つ無い勝手口に向き直った。
「ごめんください…」
声と共に手の甲を扉にたたきつ… ゴスッ! っと突き抜けた。
内側から見れば、木製の勝手口の中心から、ボンレスハムのような中指が突き抜けて生えていた。
「…………」
十数秒ほど思考した後、ゆっくりと中指を引き抜けば、勝手口にポッカリと穴が開いていた。
「ドンッツ、マィン(心配ない)…」
改めてドアノブへと巨大な指をかけ…
「入ります…」
ブツッ…
三本の指で回そうとしたドアノブであったが、力加減を間違えたのか、見事に潰れた。
「…………」
瞳を閉じて十数秒の間沈黙した後、エレナはドアから一歩退いて両手を『小さな前習え』のような格好を取った。
「フッ…………」
かけ声と共に両手を勢いよく突き出すと、勝手口の淵を30Cm四方抉る。中から見れば、ドアの両脇から8本の缶詰が付きだして見えた。
8本の缶…もとい、八本の指が両側からドアをガッチリと掴み、そのままドアを引き抜いた。
エレナは外したドアを勝手口の横に立てかけ、再々度勝手口に向き直る。
そこは有栖川邸の台所。広々としたキッチンには最新式のIHグリルや食器乾燥機等が日当たりの良い窓際の水場に並んでいるかと思えば、逆の壁には年季の入った石釜オーブンや立派な業務用冷蔵庫が並んでいる。
皿などの収められた木製棚や水場にぶら下げられた数多くの調理器具を眺めていたエレナは、キッチンに入ろうとして出入り口で凍り付いている眼鏡のメイドを見つけた。
深くではあったが、そこで動じるエレナではない。だが、見事なキッチンの様に見とれてしまっていたのは否定できない。
以上は、新着順81番目から90番目までの記事です。
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